技術・研究開発

技術

微粒化分散技術・乳化技術

当社の特徴的な技術として微粒化分散技術、乳化技術があります。難燃剤をはじめとして様々な機能剤(有機物、無機物)を水中に安定に分散、乳化する技術です。これらの技術を応用し、ユニークな製品づくりを行っています。

溶けないものを溶かします。

近年では、あらゆる方面で環境に対して悪影響を与えるものの削減が要求されています。これまで、有機溶剤が主体であった塗料などの分野に於いても水系への転換が始まっています。「溶けない物を溶かす。」冒頭に掲げた言葉は、インパクトが大きいですが、これまで有機溶剤などに溶解して使用していた「水に溶けないもの」は、水系への転換を考える場合、大きな障壁となります。
溶けない物を使用するには、さも溶けているかのような状態に加工することが重要です。
私たち大京化学の基幹技術は、有機物から無機物まで水に溶解しないものを微粒子化して分散させることで、水に溶解したかのような状態に加工する湿式粉砕と乳化の技術と言えるでしょう。

  • 「湿式粉砕技術」とは

    「固体」を液体中に激しい機械的攪拌状態で添加することによって湿式分散物(ディスパーション)を得る技術です。

  • 「乳化技術」とは

    「液体」を他の液体中に激しい機械的攪拌状態で添加するか、2相の液体を激しく攪拌することで乳化分散物(エマルジョン)を得る技術です。

どちらの技術においても、機械の力で微粒子を安定させることはできません。
そこに、分散剤や乳化剤の選定といった大京化学独自のノウハウが必要とされます。

これら、2つの技術は、繊維用仕上げ薬剤に限らず、あらゆる分野で大きな可能性を秘めた技術であると自負しています。私たち大京化学は、この技術を利用することにより、お客様のニーズに応える優秀な製品をこれからも創造してゆきます。

「溶けないものを溶かす。」にご興味のある方は、是非、私ども大京化学にご相談下さい。